ユーグレナの将来性・安定性・働きがい|転職魅力度と投資魅力度を徹底解説!

ユーグレナの将来性・安定性・働きがい|転職魅力度と投資魅力度を徹底解説!

世界で初めてミドリムシの屋内大量培養を成功させ、ミドリムシから製造した食品・化粧品の販売や、バイオ燃料の研究開発などの事業を展開する株式会社ユーグレナ。

ユーグレナは、2005年に創業し、現在は、東証一部に上場しています。

この記事では、ユーグレナに興味がある人、転職を考えている人や、株式投資を考えている人に、ユーグレナの事業内容、業績、口コミを分析して、ユーグレナを徹底解説します。

ユーグレナに興味のある方は、是非ご覧下さい!

ユーグレナの総合評価

ユーグレナを、①安定性、②成長力、③社員による評価の3つの観点から4段階で評価してみました。

※ 4段階評価:◎(かなりいい)、〇(まあまあ)、△(イマイチ)、×(全然ダメ)

安定性の評価
  • 稼ぎ頭のヘルスケア事業の収益性が不安定。かつ、マーケティング戦略がしっかりしているとはいいがたく、今後、安定的に収益を確保できるのか不明。
  • エネルギー事業については、いわゆるバイオ燃料のカテゴリーになる。ミドリムシというキーワードでは競合はいないようだが、バイオ燃料事業者は世界にも日本にも数多くいることから、バイオ燃料という市場で勝ち残っていけるのかがカギ。但し、仮にこの分野で、成功がなかったとしても、ヘルスケア事業できっちりと収益を出せる状態になれば収益的には問題ないか。
成長力の評価
  • マーケティングが弱い点が懸念ではあるが、ミドリムシ(ユーグレナ)への認知度が5%と極めて低いことを考えると、ヘルスケア事業での食品や化粧品での販売の成長性はかなりあると思われる。
  • また、エネルギー事業についても、メーカーや交通事業者と提携しており、技術的なハードルはあると思うが、今は研究開発途上でもあり、売上は0に近い状態でもあり、長期的に見ればアップサイドしかないと思われる。
社員による評価
  • 社員による評価はあまり高くはない。口コミを見ると、経営陣がマネジメント、教育に対しての意識が低い模様。経営体制の見直しなどを実行してきており、今後の改善に期待したい。
  • マーケティングについても弱いというコメントが見られる。研究開発は得意、企業との戦略的提携も得意、だが商品のマーケティングは苦手、といったところか。

ユーグレナの事業概要

世界初のミドリムシ屋外大量培養を成功させたユーグレナ。社名のユーグレナは、ミドリムシの学名です。

2005年に創業したユーグレナは、誰も成し遂げたことのないミドリムシの大量培養というチャレンジを実現させ、2012年にマザーズに上場、現在は東証一部に上場する企業にまで成長しました。

ミドリムシは、人間が必要とする59種類の栄養素を含有し、たんぱく質の消化吸収もしやすいことから食品関連市場で注目されています。また、ユーグレナは、ミドリムシからバイオ燃料を大量生産する技術の研究を進め、自動車向けバイオ燃料とともに、将来的には航空燃料の供給も目指しています。

ユーグレナの主力事業は、ヘルスケア事業とエネルギー・環境事業です。ヘルスケア事業は、食品や化粧品の製造、販売を行っており、エネルギー・環境事業では、ユーグレナを使用したバイオ燃料技術開発を進めています。

ユーグレナの主な事業
ユーグレナ企業サイトより抜粋)

ヘルスケア事業

藻類の一種である石垣産ユーグレナやクロレラ、カラハリスイカなどを使用した食品、化粧品の製造、販売

エネルギー・環境事業

藻類の一種である石垣島産ユーグレナを使用したバイオ燃料技術開発、環境関連技術開発

ユーグレナの経営陣・社員

ユーグレナの代表取締役社長は、創業者である出雲氏。常勤取締役(社外取締役以外の取締役)は、出雲氏以外では、副社長でCOOの永田氏、CHRO(最高人事責任者)の岡島氏。

ユーグレナ共同創業者の鈴木氏、福本氏は、ユーグレナ創業の2005年から2018年まで取締役を務めていましたが、現在は取締役ではなく執行役員として研究開発、マーケティングを担当しています。この点は興味深い点です。

日本的な経営では、経営と執行があいまいになっているケースが多く、そもそもの経営、企業統治についてあまり重視していない企業が多いです。最近では、企業統治について注目されるようになっているので、経営と執行を分離し、経営の最高意思決定機関である取締役会のメンバー(取締役)を社外取締役を中心にするケースも見られるようになってきています。

ユーグレナも2018年までは創業メンバーの3名が取締役を務めており、経営と執行があいまいになっていた可能性がありますが、2018年に執行役員の制度を導入し、現在は明確に経営と執行を分けるようにしています。もちろん、制度上分けても、運用でうまく回っているかは定かではありませんが、経営と執行を分けて上場企業としてのあるべき運営体制を構築し、透明性をもって企業・事業の成長を遂げようとしている点は評価できるかと思います。

経営理念

ユーグレナの経営理念は、ユーグレナの企業サイトで確認することができます。

サステナビリティ(Susutainability)を経営理念にしています。

ミドリムシの大量培養という世界初の試みを成し遂げるまでには、様々な苦労や試練があったようで、世の中のためになることが間違いないミドリムシであっても、なかなか理解が得られずに苦労した時期があったようです。

その苦労や試練を、諦めることなくチャレンジして、突破してきたユーグレナ。それは、まさにチャレンジをし続けてきたことが実を結んできているのだと思います。

サステナブルという言葉は、すでに一般用語になってきてはいますが、ユーグレナという世界初の試みにチャレンジし、今もチャレンジし続けている会社の理念にはピッタリ当てはまると思います。

ユーグレナ・フィロソフィー
Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)

タグライン
いきる、たのしむ、サステナブる。
「サステナブル」は、日本語でいえば「持続可能な」。
その言葉は、日々生活する上でどこか遠い話、大変そう、めんどくさいと感じてしまいがちです。
でも、「サステナブル」は、もっと身近なものでいいはず。
今日のその食事も、あの会話も。
生活に溶け込めば、「サステナブル」が増えていく。
「サステナブル」は、これからの生き方。
だからこそ、その日常は楽しくあるべき。
単なる概念に満足せず、サステナビリティについて考えながら、具体的に行動していく。
そのひとつひとつの積み重ねが、新しい未来をつくっていく。


ユーグレナ企業サイトより

社員による評価

社員による評価は社員口コミサイトOpenworkで見ることができます。

ユーグレナの社員による口コミを見ると、残念ながらあまり芳しくなく、評価点も高くありません。

特にトピックとして挙がっているのは、マネジメント、教育、マーケティングの3点でした。

ユーグレナの社員による評価

ユーグレナは東証一部上場企業ではありますが、創業してから20年も経っていない若い会社でもあるので、マネジメントと教育体制が弱いという部分は致し方ないのかなと思っています。特に教育については、まだまだベンチャー気質のある会社ですので、自ら進んで物事に取り組む姿勢が求められていると思いますので、手厚い教育や指導を期待している人には合わないかもしれません。

マネジメントについては、2018年に執行役員制度を導入するなど、今まさに強化を図っているところという印象ですので、この点については今後よくなっていくことに期待したいです。

マーケティングについては確かに弱いように思います。取締役や執行役員の方々を見ても、研究開発寄りの方が多く、マーケティングに対する重要性の認識が低いように思います。
ユーグレナというかなり革新的なアイデアで事業化し、そもそも積極的にマーケティングしなくても成長できてきたという背景があるようです。会社としてもこの問題点は認識をしており、マーケティングについて戦略をきちんと立てながら強化を図っているようではありますが、効果的なマーケティングがどこまでできるのか疑問が残るところはあります。というのも、表面的なマーケティング戦略を立てるのはそこまで難しくありませんが、日々変化するマーケティング手法をキャッチアップしながら、常に効果的なマーケティング手法を実行することは容易ではなく、マーケティングに強い人材の確保・育成・定着が必要だからです。会社からはマーケティング戦略についての説明はありますが、マーケティング組織や人材についての説明はなく、引き続きマーケティングを軽視している可能性はあるのではと思われます。

 

ユーグレナの収益の状況

ユーグレナの成長力

ユーグレナの売上は、2018年度(2018年9月期)までは順調に拡大してきました。2015年度~2018年度までの年平均成長率は37%と驚異的に伸び、売上高は2015年度の59億円から152億円にまで増加しました。一方で、2018年度の営業赤字を踏まえて、広告宣伝費を抑制した結果、2019年度は前年比8%減の140億円となりました。

直近では、広告・ブランディング戦略の見直しを行い、再度拡大に転換したようではありますので、今後、再度成長軌道に戻ることが期待できそうです。

ユーグレナ(ミドリムシ)に対する認知度がまだまだ低く、今後ブランディング戦略を展開することで、ユーグレナ(ミドリムシ)の認知度が向上することで、食品や化粧品の販売拡大が期待できます。

また、ユーグレナからできるバイオ燃料については今後の研究開発によって、自動車や航空燃料としての活用が期待されます。バイオ燃料が事業としてきちんと立ち上げるまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、エコに対する社会的・政策的な意識が高まっており、中長期的な成長が期待できます。

短期的には、成長が鈍化したユーグレナですが、広告・ブランディング戦略の見直しによって成長軌道に戻り、エネルギー事業の本格的な事業展開によって、中長期的にも成長を維持できるのではないでしょうか。

ユーグレナの収益力

2019年度(2019年9月期)は、ヘルスケア事業の赤字、プラント建設費用にマイナス75憶円という大幅な営業赤字となりました。営業赤字は2期連続という結果になりました。

但し、営業キャッシュフローを見てみると、そこまで悪くはないことがわかります。営業キャッシュフローには、運転資金の増減や税金支払い、利息支払いなどの項目が含まれていますが、今回は、そういった項目は除外した実質営業キャッシュフローの推移を見てみます。
実質営業キャッシュフローを見ることで、事業の本来の稼ぐ力を知ることができます。

ユーグレナの実質営業キャッシュフローは、2015年度~2017年度は順調に増加してきており、2017年度は13.5億円にまで増加していました。

その後、営業赤字に転落した2018年度はマイナス5億円となりましたが、2019年度はプラス25百万円とかろうじてではありますがプラスに転換することができています。

従って、稼ぐ力については2018年度を底に回復してきていることがわかります。

直近では、主力のヘルスケア事業について、広告戦略の見直しによって営業利益の黒字転換を実現しており、今後は営業利益の改善も期待できそうです。

まとめ

  • 2005年創業の東証一部上場企業。ミドリムシの屋内大量培養を世界で初めて成功させた企業。栄養素が高いミドリムシはまだまだ認知度が低く、今後のさらなる成長が期待できる。
  • 現在の稼ぎ頭はヘルスケア事業。エネルギー・環境事業は、本格的な事業化へ向けて製造実証プラントの建設、認証取得を進めており、中長期的な収益化が期待される。
  • マーケティングが弱いのが弱点。このためヘルスケア事業の収益性が悪化。マーケティングについての課題は会社も認識していて、マーケティング戦略の見直し、実行を行っているが、どうにも表面的な変更をしているだけに感じられる。マーケティングを見直すのであれば、マーケティング組織・人員を強化することが必要だと思うが、その点は触れられていないようで、継続的に効果的なマーケティング施策を実行できるか疑問が残る。
  • 一方で、研究開発には強みがあり、研究開発実績をもとにした大企業との提携が多数実現している点は強み。特にバイオ燃料の分野では、メーカーなどの大企業との提携が、本格的な事業化の実現への近道。研究開発×企業との提携で、バイオ燃料の本格的な事業化と収益化を期待したい。

ユーグレナに転職するためには

ユーグレナに転職する方は、ユーグレナの採用ページから応募することも可能ですが、転職エージェントに一度相談してから、応募することをおすすめします。

尚、転職エージェントに登録するときは、できれば4社の転職エージェントに登録することをおすすめします。

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーがあなたの転職のサポートをしてくれます。

キャリアアドバイザーも人ですから、キャリアアドバイザーによっては合う合わないがあります。
あなたに合ったキャリアアドバイザーに出会うためにも、複数の転職エージェントに登録することがおすすめです。

転職を成功させた人は、平均4社の転職エージェントに登録しているので、最低3社、できれば4社の転職エージェントに登録しましょう。

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