ラーメン業界を徹底解説|全国のラーメン店舗数・ラーメン店を展開する上場企業も紹介!

ラーメン業界を徹底解説|全国のラーメン店舗数・ラーメン店を展開する上場企業も紹介!

日本の国民食とも言われるラーメン。行列ができる人気店も数多くあります。個人で経営しているラーメン店もあれば、多店舗展開するラーメン店もあり、さまざまなラーメン店が全国津々浦々で展開しています。

ラーメン業界の動向

外食市場が拡大する中、ラーメン店舗数も増加している

日本の外食産業は、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災の影響を受けて市場規模が縮小したが、2011年以降は右肩上がりに市場規模を拡大させてきています。外食産業の中でも、ラーメン店などを含む飲食店の市場規模は、2011年の12兆2,230億円から、2018年には14兆3,335億円と、年平均2.3%の成長率で拡大を続けてきました。

飲食店でも人気のラーメン店も、外食産業の拡大とともに店舗数を増加させてきています。総務省が発表している経済センサスという統計データによると、2012年の全国のラーメン店舗数は1万6,960店でしたが、2016年には1万8,041店へと増加しました。年平均で1.6%増加していることになります。

個人オーナーが主流だが、企業が経営する店舗の割合が増加している

ラーメン店は、個人が経営する店と、企業が経営する店(主にフランチャイズ店)に分けることができます。ラーメン店の内訳を見ると、2016年の全店舗数1万8,041店のうち、個人オーナー店が1万639店と全体の59%を占めており、個人オーナー店が主流になっています。

ただ、2012年と比較すると、個人オーナー店の割合が徐々に低下してきていることがわかります。2012年の個人オーナー店舗数は1万653店舗、2016年は1万639店舗ですので、2012年から2016年の4年間で店舗数の増減がほぼなく、横ばいに推移してきました。

一方で、企業が経営する店舗数を見ると、2012年の6,307店から、2016年には7,401店へと増加しています。企業経営店の割合も、2012年の38%から41%に拡大しています(個人オーナー店は62%から59%に減少)。

引き続き、個人オーナー店が主流ではありますが、ラーメン店の増加は企業による店舗拡大が牽引しており、近い将来、企業経営店の数が、個人オーナー店の数を上回る日が来るかもしれません。

東北で店舗数が多いが、関西では店舗数が少ない

経済センサスのデータでは、各都道府県のラーメン店舗数もわかります。今回、各都道府県のラーメン店舗数と人口のデータから、10万人あたりのラーメン店舗数を計算してみました。最もラーメン店が多いのは山形県で、10万人あたり36軒のラーメン店があります。一番少ないのは、沖縄県で、10万人あたり5.6軒しかラーメン店がありません。トップの山形県の6分の1くらいしかないということになります。沖縄と言えばソーキそばなので、ラーメンはあまり食べないんでしょうかね。

ラーメン店舗数ランキングを見てみると、上位は東北地方の県が目立ち、下位は関西地方の府県が目立ちます。関西はうどん文化があるからですかね。また、43位には長崎県がランクインしていて、こちらも、ラーメンよりもちゃんぽんを食べる人が多いからかなと思います。下位にランクインしている都道府県は、他により人気のある麺類がある地域で、ラーメン店が少ないのはそれなりの理由があるようです。

★10万人あたりラーメン店舗数 上位5都道府県(1位~5位)

順位 都道府県 店舗数(10万人あたり) 増減率
2012年 2016年 2012~16年
1 山形県 36.3軒 36.0軒 ▲ 0.7%
2 栃木県 27.4軒 27.5軒 0.4%
3 秋田県 26.0軒 27.2軒 4.9%
4 新潟県 24.7軒 26.0軒 5.5%
5 福島県 22.7軒 25.6軒 12.9%

★10万人あたりラーメン店舗数 下位5都道府県(43位~47位)

順位 都道府県 店舗数(10万人あたり) 増減率
2012年 2016年 2012~16年
43 長崎県 7.1軒 8.6軒 20.5%
44 兵庫県 6.5軒 7.8軒 19.0%
45 大阪府 6.3軒 6.7軒 7.3%
46 奈良県 4.9軒 6.6軒 34.2%
47 沖縄県 5.5軒 5.6軒 3.0%

ラーメン店の少ない地域での新規出店が増えている

2012年と2016年のラーメン店舗数の各都道府県の増加率を比較してみました。最も増加率が高かったのは滋賀県で93.2%!ほぼ倍増ですね。2位は三重県、3位は岐阜県、4位は和歌山県、5位は奈良県でした。増加率上位の県は、ラーメン店舗数が少ない県ですね。比較的、競争が少ない県でラーメン店が増えていることがわかります。

一方で、43位~47位にランクインした都道府県は、比較的店舗数が多い地域ですね。ラーメン店舗数首位の山形県も減少しており、ラーメン店が多く競争が激しい地域では、撤退を余儀なくされるラーメン店も多いようです。

★10万人あたりラーメン店舗数増減率 上位5都道府県(1位~5位)

順位 都道府県 増減率 店舗数(10万人あたり)
2012~16年 2012年 2016年
1 滋賀県 93.2% 6.0軒 11.6軒
2 三重県 37.0% 7.1軒 9.7軒
3 岐阜県 36.2% 10.4軒 14.1軒
4 和歌山県 34.9% 7.7軒 10.4軒
5 奈良県 34.2% 4.9軒 6.6軒

★10万人あたりラーメン店舗数 下位5都道府県(43位~47位)

順位 都道府県 増減率 店舗数(10万人あたり)
2012~16年 2012年 2016年
43 北海道 ▲ 4.8% 20.0軒 19.0軒
44 長野県 ▲ 5.6% 18.6軒 17.5軒
45 島根県 ▲ 6.3% 11.6軒 10.9軒
46 熊本県 ▲ 7.8% 16.3軒 15.1軒
47 鹿児島県 ▲ 10.5% 20.0軒 17.9軒

ラーメン店を運営する上場企業

ここでは、ラーメン店を運営する上場企業をご紹介します。調べたところ14社ありました!

王将フードサービス

王将フードサービスは、「餃子の王将」を展開しています。「餃子の王将」と言えば、餃子が思い浮かびますが、実はラーメンも人気のメニューです。

「餃子の王将」は全国に729店舗(2019年3月末)展開しています。

(王将フードサービスHPより)

幸楽苑ホールディングス

幸楽苑ホールディングスは、関東、東北を中心に全国でラーメンチェーン店「幸楽苑」を展開しています。

店舗数は515店舗(2019年3月末)。うち、関東と東北で421店舗展開しています。

(幸楽苑HD HPより)

ハイデイ日高

ハイデイ日高は、「熱烈中華食堂 日高屋」を首都圏に展開しています。日高屋以外にも、焼鳥日高、来々軒など、複数のブランドの店舗を展開しています。

日高屋の店舗数は、390軒(2019年4月末)です。

(ハイデイ日高HPより)

力の源ホールディングス

力の源ホールディングスは、一風堂を中心に、日本全国、そして海外でも店舗を展開しています。

全世界の店舗数は266店舗(2019年3月末)で、国内が151店舗、海外が115店舗となっています。最近は海外、特にアジア地域で積極的に出店を拡大させています。

(一風堂HPより)

ハチバン

ハチバンは、北陸を中心に「8番らーめん」を展開しています。また、海外にも進出しており、タイや香港でもラーメン店の店舗展開を進めています。また、ラーメン店以外にも和食店なども展開しています。

8番らーめんの店舗数は、国内で122店舗、海外で136店舗、合計で258店舗となっています(2019年3月末)。

(Wikipediaより)

JFLAホールディングス

JFLAホールディングスは、牛角、とりでん、キムカツなどの飲食店を運営するとともに、「どさん子ラーメン」、「らーめんみそ膳」などのラーメン店の運営も行っています。

2019年3月末の店舗数は、222店舗で、全国で店舗展開しています。

(どさん子HPより)

丸千代山岡家

丸千代山岡家は、東日本を中心に全国で「ラーメン山岡家」を展開しています。「ラーメン山岡家」の特徴は、ほとんどの店舗が24時間営業しているということ。「ラーメン山岡家」に行けば、いつでもラーメンを食べることができます。

店舗数は、163店舗(2020年1月末)。北海道と関東に多数の店舗(両エリア合計で128店舗)を展開しています。

(丸千代山岡家HPより)

ワイエスフード

ワイエスフードは、「山小屋」や「ばらさか」などのラーメン店を展開し、筑豊ラーメンを提供しています。国内では、九州を中心に西日本で主に店舗展開をしています。海外でも積極的に店舗展開しており、中国、タイ、フィリピンなど9ヶ国に進出しています。

現在、国内で106店舗、海外で50店舗を展開しています(2019年3月末)。

(ワイエスフードHPより)

物語コーポレーション

物語コーポレーションは、焼肉、ラーメン、お好み焼きや和食などさまざまな飲食店の運営を行っています。ラーメン事業では、「丸源ラーメン」などのラーメン店を展開しており、全国で151店舗(2019年6月末)を運営しています。

(丸源ラーメンHPより)

ゼンショーホールディングス

外食業界最大手のゼンショーホールディングスの主力は「すき家」ですが、すき家以外にもさまざまな飲食店を展開しており、ラーメン店の運営も行っています。ゼンショーホールディングスは、「伝丸」などのラーメン店を運営しており、関東を中心に96店舗を展開しています。

(伝丸HPより)

ギフト

ギフトは、2008年に設立し、2018年10月にマザーズに上場した企業です。「町田商店」などのラーメン店を展開しています。ギフトは、関東を中心に店舗展開をしており、2019年10月時点で95店舗を運営しています。また、ギフトはラーメン店の運営以外にもプロデュース事業を行っており、ラーメン店オーナーの新規出店のプロデュース・支援も行っています。ギフトがプロデュースしている店舗数は367店舗(2019年10月)にのぼります。

(町田商店HPより)

JBイレブン

JBイレブンは、名古屋市を拠点にラーメン店や中華料理店を展開しています。ラーメン店は、主に「一刻魁堂」ブランドで店舗展開しており、愛知を中心に東海地方、および関東、関西、中国地方にも進出しています。店舗数は59店舗(2019年3月)。

「一刻魁堂」は醤油ラーメンを中心に提供しています。「一刻魁堂」以外には、健康志向の野菜ラーメを提供する「桶狭間タンメン」も展開しています。

( 一刻魁堂HPより)

イートアンド

イートアンドは、「太陽のトマト麺」や「よってこや」などのラーメン店を展開しています。店舗数は、2019年3月時点で43店舗、関東を中心に店舗展開しています。

イートアンドは、「大阪王将」の店舗展開もしており、「大阪王将」の店舗数は346店舗と、イートアンドの主力事業となっています。

(太陽のトマト麺HPより)

壱番屋

壱番屋は、 カレーハウスCoCo壱番屋を主に展開していますが、ラーメン店も「麵屋ここいち」というブランドで、愛知県で4店舗展開しています。「麵屋ここいち」では、らーめんとカレーを融合させたカレーらーめんを食べることができます。醤油らーめんや担々麺も提供しているので、カレーらーめん以外も楽しむことができます。

尚、らーめん専門店「麵屋ここいち」は愛知だけでしか展開していませんが、CoCo壱番屋の中にも、カレーらーめんを提供している店が100軒以上もあるようです。

(麵屋ここいちHPより)

ラーメン業界への転職

ラーメン業界への転職を考えている方は、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。

転職エージェントに相談すれば、業界や仕事内容などについてきっちりと説明してくれます。また、各社の 選考の突破率を向上させるために、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策を受けることもできます。

また、自分だけでは見つけることのできない企業を紹介してくれるかもしれませんし、ラーメン業界以外の様々な仕事も紹介してくるので、転職先の幅を広げることができます。

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都道府県別ランキング

最後に、都道府県別のラーメン店舗数と人口あたりラーメン店舗数のランキングのデータをご紹介します。

ラーメン店舗数ランキング

順位 都道府県 店舗数 増減率
2012年 2016年 2012~16年
全国 16,960軒 18,041軒 6.4%
1 東京都 1,864軒 1,976軒 6.0%
2 北海道 1,092軒 1,019軒 ▲ 6.7%
3 埼玉県 926軒 980軒 5.8%
4 愛知県 686軒 926軒 35.0%
5 神奈川県 906軒 912軒 0.7%
6 千葉県 802軒 863軒 7.6%
7 福岡県 760軒 738軒 ▲ 2.9%
8 新潟県 579軒 595軒 2.8%
9 大阪府 555軒 594軒 7.0%
10 静岡県 512軒 559軒 9.2%
11 栃木県 546軒 541軒 ▲ 0.9%
12 茨城県 495軒 498軒 0.6%
13 福島県 445軒 487軒 9.4%
14 宮城県 406軒 429軒 5.7%
15 兵庫県 363軒 428軒 17.9%
16 群馬県 417軒 425軒 1.9%
17 広島県 337軒 419軒 24.3%
18 山形県 418軒 401軒 ▲ 4.1%
19 長野県 396軒 366軒 ▲ 7.6%
20 青森県 276軒 308軒 11.6%
21 鹿児島県 338軒 293軒 ▲ 13.3%
22 岐阜県 214軒 286軒 33.6%
23 秋田県 276軒 275軒 ▲ 0.4%
24 熊本県 295軒 267軒 ▲ 9.5%
25 京都府 215軒 251軒 16.7%
26 岡山県 204軒 246軒 20.6%
27 岩手県 228軒 245軒 7.5%
28 宮崎県 218軒 219軒 0.5%
29 富山県 204軒 201軒 ▲ 1.5%
30 大分県 158軒 181軒 14.6%
31 三重県 130軒 175軒 34.6%
32 滋賀県 85軒 164軒 92.9%
33 石川県 134軒 162軒 20.9%
34 山梨県 142軒 161軒 13.4%
35 徳島県 142軒 155軒 9.2%
36 愛媛県 139軒 151軒 8.6%
37 山口県 145軒 150軒 3.4%
38 佐賀県 153軒 148軒 ▲ 3.3%
39 長崎県 100軒 117軒 17.0%
40 高知県 93軒 106軒 14.0%
41 和歌山県 76軒 99軒 30.3%
42 香川県 101軒 97軒 ▲ 4.0%
43 福井県 76軒 93軒 22.4%
44 鳥取県 86軒 90軒 4.7%
45 奈良県 68軒 89軒 30.9%
46 沖縄県 77軒 81軒 5.2%
47 島根県 82軒 75軒 ▲ 8.5%

人口当たりラーメン店舗数ランキング(10万人あたり)

順位 都道府県 店舗数(10万人あたり) 増減率
2012年 2016年 2012~16年
全国 13.3軒 14.2軒 6.9%
1 山形県 36.3軒 36.0軒 ▲ 0.7%
2 栃木県 27.4軒 27.5軒 0.4%
3 秋田県 26.0軒 27.2軒 4.9%
4 新潟県 24.7軒 26.0軒 5.5%
5 福島県 22.7軒 25.6軒 12.9%
6 青森県 20.4軒 23.8軒 16.5%
7 群馬県 20.9軒 21.6軒 3.2%
8 徳島県 18.3軒 20.7軒 12.9%
9 宮崎県 19.4軒 20.0軒 3.2%
10 山梨県 16.7軒 19.4軒 16.4%
11 岩手県 17.5軒 19.3軒 10.4%
12 北海道 20.0軒 19.0軒 ▲ 4.8%
13 富山県 18.9軒 18.9軒 0.5%
14 宮城県 17.5軒 18.4軒 5.4%
15 鹿児島県 20.0軒 17.9軒 ▲ 10.5%
16 佐賀県 18.1軒 17.9軒 ▲ 1.5%
17 長野県 18.6軒 17.5軒 ▲ 5.6%
18 茨城県 16.8軒 17.1軒 1.9%
19 鳥取県 14.8軒 15.8軒 6.9%
20 大分県 13.3軒 15.6軒 17.0%
21 静岡県 13.7軒 15.2軒 10.6%
22 熊本県 16.3軒 15.1軒 ▲ 7.8%
23 広島県 11.8軒 14.8軒 24.8%
24 高知県 12.4軒 14.7軒 18.9%
25 東京都 14.1軒 14.5軒 2.9%
26 福岡県 14.9軒 14.5軒 ▲ 3.3%
27 岐阜県 10.4軒 14.1軒 36.2%
28 石川県 11.5軒 14.1軒 22.2%
29 千葉県 12.9軒 13.8軒 6.9%
30 埼玉県 12.8軒 13.4軒 4.7%
31 岡山県 10.5軒 12.8軒 21.9%
32 愛知県 9.2軒 12.3軒 33.5%
33 福井県 9.5軒 11.9軒 25.0%
34 滋賀県 6.0軒 11.6軒 93.2%
35 愛媛県 9.8軒 11.0軒 11.8%
36 島根県 11.6軒 10.9軒 ▲ 6.3%
37 山口県 10.1軒 10.8軒 6.2%
38 和歌山県 7.7軒 10.4軒 34.9%
39 香川県 10.2軒 10.0軒 ▲ 2.3%
40 神奈川県 10.0軒 10.0軒 ▲ 0.2%
41 三重県 7.1軒 9.7軒 37.0%
42 京都府 8.2軒 9.6軒 17.6%
43 長崎県 7.1軒 8.6軒 20.5%
44 兵庫県 6.5軒 7.8軒 19.0%
45 大阪府 6.3軒 6.7軒 7.3%
46 奈良県 4.9軒 6.6軒 34.2%
47 沖縄県 5.5軒 5.6軒 3.0%

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